ジャーナリストの罹る病
旧勢力の勝利におわった感のある逮捕劇だが
巷の反応は、 旧い理(ことわり)が守られたことにほっとする人と ドンキホーテのように新しい畑(市場)を突き進んだヒーローが挫折したことを 残念がる人 半々のようである。 おまえはどっちなんだと問われたら、 私は後半の組である。 今をもっても、彼を憎む気持ちがまったくない。 市場を励起させる方法として、法律ぎりぎりの際をあやまったのだ。 これからの取調べにより、いろいろな事実がでてくることを待ちたい。 なんらかの対抗勢力のフィクサーの逆鱗に触れたことはまちがいないが、 何とか再起をしてほしい。あの稀有な性格・才覚はこのまま終わらすのはもったいない。 …もったいない。(2回目) tvでは、淡々と通常の番組を行った8ちゃんの姿勢が際立った夜だった。 今回は、ジャーナルコンプレックスの話 8ちゃんを除くとくに10ちゃんが 夜から深夜にかけて逮捕特集を編成したが すぐに情報が枯渇し、豪華版DVDのおまけについてくるような 内容を繰り返し流し始めたので、ドラマ(西遊記)に切り替えた。 ジャーナルを仕事にしている人は その仕事の特有性によりある病気にかかり、 ヒステリックな表現(報道)をしてしまうことがある。 これはなぜか 報道の物書きを生業として選択した人は はじめはまったくそのようなことはないのだが 時間(3-5年)がたつにつれ、ある慢性の病気に須く罹る。 報道は、報道する価値の対象を探し、表現し、伝えるのが仕事である。 報道対象は、善し悪しどちらにつけ、世の中の主人公となる。 ジャーナリストは、仕事の完遂のため 誰よりも早く密接に情報対象にアクセスし、 得た情報を編集・脚色できる特権を行使できるが、 決して 自身として主人公になることはない。 そこで、報道対象と関係が深まるにつれ、常に仕事の中で主人公となれないストレスと メシの種となる対象(主人公)からの謂れのない拒絶により、『妬み』となり、 ついつい、攻撃してしまうのである。 彼らを許してやってほしい。彼らも、苦しいのだ。 寛容な心で、許して、やってほしい。 (2回目。) マスコミ対策として、企業が行える有効な手段としては 合併などの組織的で実質的な支配(剛管理) よりは 広告料などの支払いによる経済的で間接的な制御(柔管理:つまりいままでのやり方) のほうが有効なこともわかった。 堀江氏逮捕に思うこと(3) ~ホリエモンが愛されたわけ~
by shuseki-kai
| 2006-01-24 14:07
| 今日のひとこと
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